日仏文化講演シリーズ第397回
フランス革命の渦中に身を投じた革命家たちは、どのような国造りをめざしたのでしょうか。高い理想をかかげつつ、激動の時代のなかでいかなる妥協を強いられ、どのような挫折を経験したのでしょうか。本講演会では、コンドルセ、ロベスピエール、シィエスという3名の代表的な革命家を取りあげます。近年、この3名の劇的な生涯と思想に新たな光をあてる著作があいついで刊行されました。著者たちを招き、それぞれの革命家たちの現時点での評価を紹介します。また、現代に生きる私たちが革命の経験から何を学びとれるか、様々な角度から自由に語り合います。
プログラム
18:00-18:10 川出良枝「企画趣旨説明――革命の経験から何を学ぶか」
18:10-18:30 永見瑞木「コンドルセにおける啓蒙と革命」
18:30-18:50 髙山裕二「ロベスピエール、または民主主義の危機」
18:50-19:10 山﨑耕一「シィエス、または過激中道派の共和国」
19:10-19:20 休憩
19:20-20:00 全体討論・質疑応答
講師プロフィール
永見瑞木
大阪公立大学法学部教授。西洋政治思想史。著書に『コンドルセと〈光〉の世紀ー科学から政治へ』(白水社)、『フランス知と戦後日本ー対比思想史の試み』(共著、白水社)など。翻訳にP.マクフィー『フランス革命史ー自由か死か』(共訳、白水社)など。
髙山裕二
明治大学教授。政治学・政治思想史。主な著書に『トクヴィルの憂鬱 フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生』、『憲法からよむ政治思想史〔新版〕』、『ロベスピエール 民主主義を信じた「独裁者」』、共著に『フランス知と戦後日本 対比思想史の試み』など。
山﨑耕一
一橋大学元教授。フランス近代史、とりわけ啓蒙思想とフランス革命が専門。著書に『啓蒙運動とフランス革命:革命家バレールの誕生』『フランス革命:「共和国」の誕生』『シィエスのフランス革命:「過激中道派」の誕生』など。
川出良枝
放送大学教授・東京大学名誉教授。政治思想史。著書に『貴族の徳、商業の精神:モンテスキューと専制批判の系譜』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞)、『政治学(補訂版)』(共著、有斐閣)、『平和の追求―18世紀フランスのコスモポリタニズム』(東京大学出版会)など。

