日仏文化講演シリーズ第399回
あのユゴーの『レ・ミゼラブル』が講談に? 『レ・ミゼラブル』全編の新作講談化という一大プロジェクトに挑戦中の、新進気鋭の講談師、神田伊織さんをゲストにお迎えし、かの有名な「ジャン・ヴァルジャン」の物語を披露していただきます。ジャン・ヴァルジャンとミリエル司教の出会い、そして銀の燭台のエピソードは、日本でも広く親しまれ、壮大な原作のなかでもとくに愛されてきました。
フランス文学の古典を、そして講談という古典芸能を、現代の人々に身近なものとするために、いま現場にいる者たちにはどんな挑戦が可能なのでしょうか? 講談師と仏文研究者が、「フランス文学と講談のこれから」について、講談×対談という形式で思う存分語り合います。会場との活発なやり取りもオープンに行いたいと思いますので、どうぞ予習なしでお気軽に足をお運びください。
第1部(18:00-)
- 『レ・ミゼラブル』ミニレクチャー(福田美雪)
- 講談『レ・ミゼラブル』より「ジャン・ヴァルジャン」(神田伊織)
第2部(19:00-)
- 対談「これからのフランス文学と講談」(神田伊織・福田美雪)
- 質疑応答
講師プロフィール

神田伊織(講談師)
東京大学文学部フランス文学科卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程中退。2016年、講談師・神田香織に入門し、6年間の前座修業を経て2022年9月二ツ目に昇進。失われた古典の復興と独自の新作に積極的に取り組み、講談を身近なエンターテインメントにすべく奮闘している。『レ・ミゼラブル』は全編を新作講談にする予定。
福田美雪(青山学院大学)
東京大学文学部フランス文学科卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。パリ第3大学博士(文学)。専門はエミール・ゾラを中心とする自然主義文学。ゾラの小説美学の変遷を研究するうちに、同時代の絵画、音楽、演劇との関連に興味を惹かれ、近年は19世紀小説のアダプテーションについても考察を進めている。

