日仏の優れた翻訳作品を顕彰するために創設された日仏翻訳文学賞は、今年、30回の節目を迎えます。この記念すべき機会に、賞の歩みを振り返りながら、翻訳の過去・現在・未来について語り合います。賞の創設に尽力した作家・井上靖や大江健三郎が、文学の未来のために翻訳に託した思い。AIの登場により翻訳の使命はどう変化するのか。フランスでも親しまれている漫画の翻訳、そして古典再訳の意義――魅力的なテーマは尽きません。作家・多和田葉子さんの特別講演も予定しています。過去の受賞者をはじめ、作家や翻訳者、出版関係者、そして翻訳を大切に思う皆さんとともに、議論を深めます。
【11月2日(日) プログラム】
●13時~14時30分 「マンガ、BDの翻訳 21世紀から/21世紀へ」
司会 :原正人(BD翻訳家)
小西財団漫画翻訳賞紹介:フレデリック・トゥルモンド(株式会社トゥルモンド・プロダクション代表取締役社長)
登壇者:レオポール・ダアン(漫画翻訳家)、ブランシュ・ドゥラボード(漫画翻訳家・研究者)、ヨアン・ルクレー(漫画翻訳家)
●14時45分~16時15分 「古典が息を吹き返す」
司会:塩塚秀一郎(東京大学教授)
登壇者:中地義和(東京大学名誉教授)、宮下志朗(東京大学名誉教授、放送大学名誉教授)、吉川一義(京都大学名誉教授)
●16時30分~17時15分 「特別講演 多和田葉子」
司会:トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長、パリ・シテ大学准教授)
講演者:多和田葉子(作家)
フランス語朗読:坂井セシル(パリ・シテ大学名誉教授)
●17時30分 閉会の辞
小西千寿(公益財団法人小西国際交流財団理事長)

