講師

シルヴィ・スタインベルグ(社会科学高等研究院)、横山百合子(国立歴史民俗博物館名誉教授)

司会

村田京子(大阪府立大学名誉教授)

会場

日仏会館ホール

定員

100名

参加費

無料

言語

日本語、フランス語(同時通訳あり)

主催

(公財)日仏会館、日仏会館・フランス国立日本研究所

お問合せ

問い合わせフォーム(日仏会館・フランス国立日本研究所ウェブサイト)

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女性に対するさまざまなレベルでのすさまじい暴力は現在にいたるまで、世界各地でやむことなく続いています。身体的暴行、心理的攻撃、経済的圧迫、性的強要など、時代や地域によって、そのあり方は多様ですが、女性の問題を語るときに暴力の問題は避けて通ることができないほど本質的だと言ってよいでしょう。なぜ、このような人権侵害が根絶されるどころか、いまなお広まっているのでしょうか。この大きな問題を日仏の歴史的事例から、ジェンダー問題に詳しい歴史家シルヴィ・スタインベルグ氏と横山百合子氏が、フランス文学者村田京子氏の司会で、考察します。


講師プロフィール

シルヴィ・スタインベルグ(社会科学高等研究院)

アンシアン・レジーム(16~18世紀)を専門とする歴史家、社会科学高等研究院教授。初期の研究活動では、近世における異性装に関する博士論文を執筆、同博士論文を『性の混同:ルネサンスから革命期までの異性装』(2001年)として上梓、フランスにおけるジェンダー史研究に貢献する。以降、ジェンダー、身体の歴史に関する多様なテーマについて研究。著書『額の汚点(しみ):16・17世紀フランスにおける庶出子』(2016年)、編著『もうひとつの性の歴史』(2018年)などを出版。

横山百合子(国立歴史民俗博物館名誉教授)

国立歴史民俗博物館教授(総合研究大学院大学教授併任)を2021年3月退職、現在名誉教授。2024年3月、フランス社会科学高等研究院客員教授。専門分野は日本近世史、ジェンダー史。博士(文学・東京大学)。論文・著書に「遊女の「日記」を読む―嘉永二年梅本屋佐吉抱え遊女付け火一件をめぐって」(長谷川貴彦編『エゴ・ドキュメントの歴史学』岩波書店、2020年)、岩波新書『江戸東京の明治維新』(2018年)、『明治維新と近世身分制の解体』(山川出版社、2005年)など。

  司会者プロフィール

村田京子(大阪府立大学名誉教授)

京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学、文学博士(パリ第7大学)。著書にLes métamorphoses du pacte diabolique dans l’œuvre de Balzac (Osaka Municipal Universities Press / Klincksieck, 2003)、『娼婦の肖像―ロマン主義的クルチザンヌの系譜』(2006年)、『女がペンを執る時―19世紀フランス・女性職業作家の誕生』(2011年)、『ロマン主義文学と絵画―19世紀フランス「文学的画家」たちの挑戦』(以上、新評論、2015年)、『イメージで読み解くフランス文学―近代小説とジェンダー』(2019年)、『モードで読み解くフランス文学』(以上、水声社、2023年)など。 

ご来場に際してのお願い

次の方は来場をご遠慮ください

    • 37.5℃以上の発熱がある方
    • 新型コロナウイルス感染症患者の濃厚接触者の方
    • 咳、呼吸困難、全身倦怠感、 咽頭痛、倦怠感等の症状のある方

※上記と同様の症状がある方は入館をお断りいたしますので、ご了承ください。

館内ご利用時につきまして

    • 体調が気になる方や身近に感染者が出た方にはマスクの着用を推奨いたします。
    • 一定の距離がとれない会話の際にはマスクの着用を推奨いたします。
    • 咳エチケットにご協力ください。

注意事項

    • (公財)日仏会館以外の録画、写真撮影、録音は固くお断り申し上げます。
    • イベント当日、写真撮影を行い、開催後にSNSでの公開を予定しております。その際、写真に映り込む可能性がございます。予めご了承ください。