フランス音楽の夕べ「フランス音楽の夕べ:ドビュッシー、そして6人組と若きフランス―フランス音楽の半世紀」
演奏:山﨑貴子(ヴァイオリン)、新井田さゆり(ソプラノ)、小坂圭太(ピアノ)
司会:野平一郎(東京音楽大学学長)
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1890年代から第2次世界大戦終結までの約半世紀のフランス音楽を概観する試みです。ドビュッシーの初期と晩年 の作品を冒頭に配し、その後両大戦間の音楽、特に6人組 や「若きフランス」の作曲家たちに焦点を当てます。特に後者のジョリヴェは今年没後50年を迎える作曲家であり、またモーリス・エマニュエルは2つのグループには属していませんが、ドビュッシーの親友であり、その東洋の旋法に関する関心がメシアンの音楽を育てたことで知られています。プログラムは、特に1917年、第一次戦争末期を軸とし、ドビュッシーのほぼ最後の作品である「ヴァイオリンソナタ」、そして新しい世代の感性を抱えて登場したミヨーの 「ヴァイオリンソナタ」の2つの異なった響きを確かめます。
【プログラム】
ドビュッシー
3つの歌曲(ヴェルレーヌ)(1891)
海は大伽藍よりも 角笛の音は 垣の列
ドビュッシー
ヴァイオリン・ソナタ(1917)
アレグロ・ヴィヴォ 間奏曲 フィナル
モーリス・エマニュエル
ピアノのためのソナチネ第4番Op.20〜インドのさまざまな旋法による(1920)
アレグロ アダージオ アレグロ・デチーゾ
メシアン
世の終わりのための四重奏曲より(1940)
第8曲 イエスの不滅性への讃歌
休憩
ジョリヴェ
マナ(1935) より抜粋
トーテム・ポール 鳥 バリの女王 牡山羊 牡牛 ペガサス
プーランク
燃える鏡(エリュアール)(1938)
Tu voir le feu du soir Je nommerai ton front
ミヨー
ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.40(1917)
パストラル ヴィフ トレ・ラン トレ・ヴィフ
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開催日:2024年10月19日(火)
主催:公益財団法人日仏会館、日仏音楽協会